2015-10-31

ローンシステム見直しへ


選手に経験を積ませるため他クラブへローンで移籍させるのはイングランドではごく普通のこと。しかしドイツからやってきたユルゲン・クロップは若手選手たちはローンに出さず、直々に指導することを好む。現在リバプールではファーストチーム含め十数人が他クラブで修行中。ローン中の選手たちの活躍をチェックするのも多忙な監督仕事だが、今後は直に指導できるようローンシステムの見直しを行う。

「当然ローン中の選手たちもチェックしている。イングランドのやり方は他のクラブとは全く違うから、ここのやり方を勉強しているところだ。リバプールは数年前には20〜25人をローンに出していた。ドイツではローン移籍というのは普通ないが、ここではそれが普通だ。時間があるときにはローン中の選手を観るようにしている。オジョを観ようとウルヴァーハンプトンに足を運んだら、彼は出なかった(笑)。」

「ここにいる選手でもそうでない選手でもリバプールの選手たちをみるのは私の仕事の一部だ。いずれ決断をしなければいけない時が来る。私は若い選手をほかのクラブへやるのは、最善の育成法なのか疑問だ。若くして余計なプレッシャーを背負うことになるんじゃないか。経験豊富な選手に囲まれるなかで、そういう選手たちより上だと証明しなさいと言われ、ホームクラブではステップアップすることが期待されている。」

「そういうプレッシャーは少し緩めてあげないといけないかもしれない。我々のもとでセカンドチームでプレーさせたり、チームを組ませたりして直に育成していく必要があるだろう。どうするかは今後をみてから決める。イングランドでは監督に様々なことを変えるほどの十分な時間が与えられないが、今後のために少しでもアイデアを出し、変えていきたい。」


2015-10-30

ロジャーズに腹が立っていた


リバプールに来たばかりの新人ジョー・ゴメスにポジションを奪われ、開幕後をベンチですごしたDFアルベルト・モレノ。ブレンダン・ロジャーズからは信頼を感じられず、内で憤りを感じていたとGuardianのインタビューで当時の気持ちを明かした。

「ブレンダンにはあまり信頼されていないような気がしていた。今季開幕したときはそう強く感じた。しっかりトレーニングができているとは言ってくれたものの、最初の5試合ではプレーさせてもらえなかった。まだ開幕したばかりだしこれから出番はあるって言われたけど、ストーク戦の後に無失点に終えられたから守備は変えないって言われた。それでもチャンスは来ると言われ続けたよ。」

「移籍したいとかいう考えは全く浮かばなかった。でもチームを外れたときには腹が立つものだ。心のなかで激しい怒りを覚えた。良いプレーができていて、しっかり練習もしているって褒めてくれていたのに、チャンスをもらえない理由がわからなかった。」

ジョー・ゴメスの負傷もあり、現在は左サイドバックの1番手。ユルゲン・クロップ新監督のもとでのニューライフを楽しんでいることを明かした。

「正直どうやって改善したのかって聞かれてもわからないんだ。彼には信頼されていると感じることができる。本当に熱心でサッカーが大好きで、僕自身もそうだ。彼はピッチで自分をしっかり表現しろっていう監督だ。100%じゃなく200%出せっていうし、僕にはそれができると思う。そういう熱のあるスタイルが俺に向いているのかもしれない。今の自分は良いプレーができていると思うし、チームの一員だと感じられる。」

「ユルゲンはとてもよく話をしてくれる。彼に信頼されているって感じる。僕の指導に時間をかけてくれるからかな。彼にはもっと英語を勉強しろって言われてるよ。僕がもっと英語を理解できたら彼のアイデアをしっかり理解することができるようになる。もっと英語をブラッシュアップしなくちゃ。今はルーカスが通訳をしてくれているんだ。週4回1〜2時間の英語レッスンを受けてるんだけど、なんかつまらないんだよ。ユルゲンが僕の指導に多く時間を割いてくれていることで、自分の力をさらに発揮することができているのかもしれない。彼のスタイルは僕に合ってる。」

「攻撃的に、前に出ろって言われている。守備をするときは、相手選手にできるだけ近づいて、アグレッシブなマークをしろって。攻撃するときは何も恐れず、落ち着いてやれって言われている。彼は守備の指導というより、チームのセットアップや戦術の練習に比重を置いている。戦術の練習が多いよ。ひとつのチームとして練習してる。」

週末は不調続きのチェルシーが相手だが油断はできない。クロップのリーグ初勝利が欲しいところ。

「チェルシーが苦しんでいるのは事実だけど、チャンピオンのチェルシーであることに変わりはない。油断できないよ。世界トップの監督と選手がいるから、これから順位を上げてくると思う。しっかり準備して挑む必要があるし、油断してはいけない。相手グラウンドでゴールを決め、勝つという気持ちを持って挑む。」

2015-10-29

ゴールセレブレーション

ボーンマス戦のクロップのゴールセレブレーション♥ Best so far!! 笑わずにいられない。何度見ても飽きない。毎度楽しみにしとります。

フィルミーノはプレミアで通用するか


ユルゲン・クロップ初勝利のボーンマス戦で輝いたのはロベルト・フィルミーノ。夏に£2,130万の高額移籍後、なかなか見せ場のなかったフィルミーノだが、10番役で起用されアンフィールドで輝いた。試合後ジェイミー・キャラガーが称賛し、次のステップはリーグでプレーできるようになることだと主張した。

「このリーグに来てすぐにスーパースターになることは期待されていない。だが今日の彼は確実に存在感を発揮した。これまでの彼のプレーではスター要素は見えなかったが、今後数試合でもっと見れるかもしれない。まだ成長の余地はあるし、もっと強いチーム相手にパフォーマンスができるようになってほしい。今夜のプレーがそのスタートになった。ピッチで最も輝いていたし、全てが良かった。」

フィルミーノを待ち受ける熾烈なポジション争い。フィリペ・コウチーニョやアダム・ララーナの存在がクロップを悩ませる。

「今日のアタッキングミッドフィールダーとしてセンターでプレーする彼は非常に良かった。だが問題はリバプールには同じポジションを希望する選手たちがほかにもいることだ。それがユルゲン・クロップの課題だ。3人のうち2人でも一緒にプレーさせることができるのか。でも今日はフィルミーノがその役でしっかり役目を果たし、レベルの高いタッチも披露した。彼がブンデスリーガでプレーしていて、クロップが彼の力を知ってるってことが今後大きな助けになりそうだ。」

試合後、クロップはフィルミーノはプレミアリーグで通用する力を持っていると後押しした。

「新たに来た選手がこういうパフォーマンスをするのは重要なことだ。嬉しいこと。でも彼は私に何も証明する必要もない。ドイツでプレーしていたから彼の事は良く知っている。今日の試合でみんな彼のことをさらに知ることができたんじゃないか。彼はとても力が入っていた。楽な試合ではなかったが、彼はかなりハードワークをしていた。彼はプレミアリーグでプレーする準備はできている。フィジカルも強く、技術力も高い。今日見ての通りだ。普段は良いフィニッシャーでもある。いい選手だよ。」


ベンテケ週末出場へ



膝に痛みを訴えボーンマス戦を欠場したクリスティアン・ベンテケだが、土曜日のチェルシー戦の大一番には戻ってこれそうだとクロップが明かした。

「クリスティアンは土曜日にはフィットすると思う。少し足を痛めてしまい、我々のストライカーの状況を考えるとリスクは冒せなかった。だがクリスティアンはチェルシー戦には戻ってくると思う。」

ダニエル・スタリッジの復帰はまだもう少し先になる。

「ダニエルに関しては、いつ練習ができるのか、どれだけ練習が必要かを見てみなければいけない。2日になるか3日なるかわからん。通常なら1週間かな。厳しいこのリーグでプレーできるだけの強さが戻すことが重要だ。プレッシャーを与えているわけではなく、待たなければいけない。プレーできるようになったらまずトレーニングだ。」

ボーンマス戦の前半にコロ・トゥーレは30分で負傷し、ピッチを去ることに。ハムストリングを痛めてしまったようだ。

「コロはハムストリングを痛めたようだ。座った状態でしか見ていないから、経過を待つ。」


若手健闘で準々決勝へ


アンフィールドでキャピタル・ワン・カップ4回戦対ボーンマスが行われた。経験の浅いフレッシュな若手選手が貢献し、ユルゲン・クロップ監督下で初勝利をもたらした。クラインのゴールが決勝点となり、レッズは準々決勝へ駒を進めた。指揮官はアンフィールドで初勝利を手にし歓喜、選手たちの健闘を称えた。

「ドローのあとだったからすごく気分がいい。でも他の試合もそこまで悪くはなかった。今夜はまず結果が大きく違ったし、チームはとても良いプレーができていた。試合の準備時間もあまりなかったし、トレーニングをできる時間もあまりなかった。新しいチームとシステムで練習できたのはたった1時間だった。時間が経つごとに調子が良くなっていくのがわかったし、スペースを埋められるようになり、90分間いいプレーをしチャンスを作った。経験がほぼないチームでの勝利に私は大満足している。みんなよくやった。ゴールも素晴らしいゴールだった。選手の目から勝ちたいという気持ちが伝わってきた。とても大事なこと。」

次回の対戦相手はサウサンプトン。11月30日の週にアウェイで行われる。


2015-10-28

T.E.R.R.I.B.L.E.


今日のメルウッドでのトレーニング中、ユルゲン・クロップはホワイドボードに英単語を大文字で殴り書きした。
 TERRIBLE

英語では「ひどい、非常に不快な」というネガティブな意味である。要求度の高いクロップならではのここまでのチーム評価かと思われた。しかし、カリスマ監督によると、これは90分間対戦後の相手に感じさせる気持ちのゴールだという。相手を不快にさせるためには、相手より早く、長く走ることで相手にプレーさせにくくし、ボールを素早く取り返すことで、攻撃に出るクオリティを高めることで実現するというのだ。さらにトレーニングに参加した選手たちの個人の力を褒めたたえた。これがリバプール監督に就任した日から、自信と信念に欠けるチームのメンタル強化に励むクロップの手法だ。

Source: Liverpool Echo

ベンテケ負傷で欠場へ


クリスティアン・ベンテケはボーンマス戦欠場へ。サウサンプトン戦でハムストリングの負傷から復帰したベンテケだったが、膝靭帯を痛めボーンマス戦を欠場することになった。深刻ではなく、週末のチェルシー戦には出場できる可能性はあるが、再びクロップを悩ませる種になっている。

勝つためにチーム変え



キャピタル・ワン・カップでAFCボーンマスを迎える。ユルゲン・クロップは、ここまで3試合フル回転してきた数選手を休ませ、勝ちに行くと話した。ダニエル・スタリッジはまだ出場できない。

「チームのフィットネスに関して特に新しい情報はない。ダニエルはまだ明日もプレーできない。良くなってはいるが、まだ試合で状況を変えられるほどのスピードがない。まだチームと練習もしていない。5分前に彼にジムで会ったよ。ジムでクリス(モーガン)とトレーニングしていた。歩けるし、スイミングもできるが、ボールを使ったトレーニングとはまた違う。膝にまだ水が溜まっている。フットボールをするにはもう少し時間がかかりそうだ。」

「チームは少し変えなければいけない。現時点でどれだけ変えるかはわからない。この大会が重要ではないから変えるのではないというのは言っておきたい。勝つためにチームを変える必要がある。それがチームを変える唯一の理由。勝てるチームでプレーするし、その時に必要なことをして勝つ。ボーンマス戦は私にとってこのカップ初戦となるし、非常に重要な試合だ。だが9日間で3試合プレーしているからチームは変えなければいけない。ミリー(ミルナー)が出場停止処分を受けているし、数人負傷選手もいて、少し問題はあるが、リスクを犯すつもりはない。最終明日の朝まで待ってみなければ詳しくわからない今日練習してみて明日の夕方のチームを決める。」

若手選手にも出番が回ってきそうだ。リバプールとの新契約を交わしたU-21主将キャメロン・ブラナガン(19)のファーストデビューも近いかもしれない。クロップも期待を寄せている。

「1~2人は若手を起用するつもりだ。キャピタル・ワン・カップを軽視しているのではなく真逆の理由でね。私は本気でこの試合に勝ちたいからチームを変える。」

「彼の年齢ではミッドフィルダーとして必要な要素すべてを持ってる。強く、賢い、優秀な選手だ。新監督とファーストチームでプレーするのういうタイプじゃない。若手の指導は楽しいし、彼には才能がある。成長し、上達する時間を与えるということが大事だ。今朝アカデミーチーフのアレックスともそういう話を長くしたよ。」

2015-10-27

勝ち切る強さをください


サウサンプトン戦、途中出場で見事な復帰ゴールを決めたクリスティアン・ベンテケだったが、スーパーゴールも勝利には足りず。数分後にはフリーキックを与えてしまい、同点に追いつかれてしまう。ベンテケは、チームには最後まで闘い勝ち切る強さが必要だと主張した。

「パフォーマンス的には俺たちが勝者にふさわしいチームだったと思うからとても残念だ。1点では不十分だし、試合終了のホイッスルが鳴るまでプレーし続けないといけない。相手にワンチャンスを与えてしまい、それが失点につながってしまった。いい場面はいくつもあったし、俺たちは最後まで勝ち切れるようにならないといけない。トップ4と大きく差があるわけではないけど、もっとポイントが必要だ。」

また完全にフィットしてはいないものの、懸命なリハビリの甲斐あってフィットしつつある。

「ストライカーとしてゴールを決めるのは重要なことだから、ピッチに立つときにはゴールは狙うし、チームの力になれるように尽している。ケガをするのは仕方のないことだし、負傷した時に復帰までどれだけやれるかが重要だ。俺は全力でそれをやったよ。100%フィットできるように今頑張っているし、もっと動きなシャープができるようにトレーニングをしてるよ。」

2015-10-26

ヘビーメタルではなく聖歌

ベンテケの復帰がチームを変えられるか。

ユルゲン・クロップ就任後の3試合を振り返り、ジェイミー・キャラガーは現在のメンバーではバランスが悪く、スピード不足であると、補強の必要性を訴えた。

「作り出すチャンスの数が足りない。この点に関してはクロップを責められない。チームの選手構成が問題。昨シーズン終盤のように、プレーもスピードがないし、遅くて、予想できる動きばかりで、チャンスを作っていない。いいチャンスが作れないのは、チームにウィンガーがおらず、10番が溢れているからだ。」

「トランスファー委員会はどうやって彼らをチームにフィットさせようと考えていたのか不思議だ。それが今ユルゲン・クロップの頭を悩ませてる。彼は1月に何か主張することになるかもしれないが、センターフォワードが4人、10番が3~4人いて、ワイドエリアの選手がいない。今のチームはクオリティとバランスという点でいくつか問題がある。」

ハーフタイムまでのチームは、期待するヘビーメタルどころか聖歌でつまらないと嘆いた。

「2.5試合終えたリバプールをみて、クロップは平凡な選手が揃ったチームだと分かったと思う。ヘビーメタルフットボールをするとやってきたが、リバプールのプレーは聖歌隊みたいだ。スロー、つまらない、何も起こらない。アグレッシブさもなく、全員がいい人になってる。」

同じく元リバプール選手のグレアム・スーネスも、今シーズンにはあまり期待できそうにないと時間がかかることを指摘した。

「61%のポゼッションでオンターゲットが2本では不足だ。前半のリバプールはつまらなかった。後半サポーターを興奮させるシーンもあったが、いいシーズンにするためにはベンテケとスタリッジをフィットさせる必要がある。」

「クロップには今のメンバーしかないということが最大の問題だ。リバプールでは時間は与えられるが、このチームでは早急に解決はできない。彼はチームの限界を知ることになるし、選手たちは似たり寄ったりしすぎで、全員がボールに寄っていってる。彼は非常に難しい仕事を任されている。クリスマスには欲しい選手を獲得してもらえるか?かなり難しいんじゃないかと思う。」


最後まで信じ抜け


ユルゲン・クロップ監督就任後初のリーグ戦、77分に投入したクリスティアン・ベンテケが見事なヘディングをKOPの前で決めてみせ、初勝利を大きく引き付けた。しかし4分後にフリーキックを与えてしまい、セットプレーから失点。結果5試合連続のドローに終わった。クロップは成長は見えたといい、メンタル面強化を課題に挙げた。

「いい場面は何度もあった。次のステップがなぜ踏めなかったかと言われるかもしれないが、前に進むには時間がかかるし、成長は見える。だが、問題はほかのチームはそれを待ってはくれない。我々を倒しに来るし、今日の試合も厳しい試合だった。私の目では、我々の方が上だったと思うし、チャンスも多かった。成長は見えたし、次への階段も見えたし、ほかにも様々なことが見えた。でも結果には落ち込んでいる。」

「サウサンプトンのような空中戦に強いチーム相手にあんなフリーキックを与えてはいけない。それを3度も1対1でやらせてしまい、ドローになった。残り10分あり、フィジカル的には諦めていなかったが、心のなかでもう勝てないと思ってしまっていたのが問題だ。だからチャンスがあった状況で冷静さが足りず決めきれなかったりした。それがネガティブなメンタリティだとは言わないが、起きた事を直視し、状況は変えられると信じなければいけない。」

「選手たちはとても良く頑張っていたし、しっかり集中し、パッションもあった。すべて揃っていたが、1失点で世界の終りのような気分になってしまった。でも実際は世界の終わりではない。たった1点だ。状況は変えられると理解することを学ばなければいけない。今のチームへのプレッシャーは理解できないが、選手たちはそのプレッシャーを感じていて、それがピッチに出ている。」

「この結果とパフォーマンスをさらに伸ばしたい。今ここで今の選手たちは戦う準備ができていない、なんていうような状況なら残念なニュースになってしまうが、チームは戦う準備はできている。」

ベンテケのゴールではアンフィールドで初のゴールセレブレーションを披露したが、ちょっと後悔しているようだ。

「極上のゴールだった。パーティがあるときには次のパーティがいつかわからないから、そのときにお祝いをするべきだと学んできた。その瞬間だったんだが、今振り返ると早すぎるお祝いも良くないね。次のセレブレーションがすぐ来てほしい。」

2015-10-24

ドローは半分勝利



リーグ戦の初ホームゲームを控え、就任後初勝利を狙うユルゲン・クロップはサウサンプトンを研究中。

「サウサンプトンのチーム研究を始めた。かなり彼らに関する知識は増えたよ。チェルシー戦もすべて見た。相手選手たちの強みもわかっている。非常にまとまりがあり、6人の選手でプレスをするから、スペースを見つけられると思う。」

ストライカー危機のリバプールに対し、サウサンプトンはエースのグラツィアーノ・ペッレが絶好調。

「彼はとてもフィジカルが強い、優秀なストライカーだ。とても調子がいいしね。レスター戦も勝てるような内容だった。我々はボールを回す力はあるが、もしそれができないとなればロングボールを使う方法もある。相手にとっても同じ。プレーすることを狙うが、できなければペッレがゴール前にいる。」

ルビン・カザン戦から中2日と各選手のフィジカル状態を見ながらの厳しいチームセレクションとなる。スタリッジの復帰は難しく、負傷から復帰したばかりのベンテケとフィルミーノに頼ることになるかもしれない。

「ベンテケとフィルミーノを起用するという選択肢はある。二人はチーム練習を2度しかしていないが、通常だと早過ぎるが、試合でよくやったと思う。クリスチャンはアンラッキーでポストを叩いたし、ロベルトは時間が経つごとに良くなっていった。二人は日曜日も重要なオプションになりそうだ。」

ワントップを好むクロップだが、スタリッジ復帰後はベンテケとのツートップもあり得る?

「いい選手たちはみんな一緒にプレーできる。どうプレーするのかによるがね。だがそういうことを考え出すのは選手がフィットしてからだ。いつ二人が一緒にプレーできるのかわからない状況ではなんとも言えない。前にいるだけの選手を2人も3人も同時にプレーさせることはできない。スタリッジとベンテケが一緒にプレーするにはチームとの連携を考慮しなけばらなない。」

「私は『スタリッジがいたら、これができるのに』とか、『ベンテケがいたらこうする』とか絶対言わない。今いる選手でとても満足している。ストライカーは必要ないと言ってるわけじゃない。試合では最後のボールをネットに入れるフィニッシャーを必要とする場面がある。でもそういう選手が何らかの理由でプレーできない、又はフィットしていないのであれば、いる選手でそれができる可能性を最大限に高めなければいけない。」

ピッチ傍の熱い男クロップの熱を感じフル回転している選手たちだが、試合中は冷静な判断をすることが求められる。

「ルビンにリードを許した時のチームのリアクションは、たった1点でまだ試合途中だったのに選手たちは8-0で勝つつもりだったのに!というような感じだった。冷静さが足りない時があるから、そこは改善しなければならない。守備はたいていは良く出来ていたと思う。攻撃は良い場面がいくつもあったが完璧ではなかったね。そこをもっと改善していきたい。もっと冷静になり、ベターな判断をしないといけない。」

初勝利を狙うが、プレミアリーグはそう簡単に行かないということも熟知。ここまで2試合ドローとまだ負け知らず。ポジティブなクロップは、ドローは半分勝利したようなもの!とどこまでも前向き。

「来る前から非常に難しい仕事だというのは予想していた。楽な道がいいなら、もっとホリディを楽しんでたさ。プレミアリーグはとても勝つのが難しいリーグ。私はドルトムントでの1シーズン目は15試合ドローだった。負けたのは4試合だけだったがドローは15試合もあった。考え方によっては、ドローは半分勝利だ。」



頼れるママ


ブレンダン・ロジャーズのもとでは開幕からデヤン・ロヴレンとマーティン・シュクルテルにポジションを譲り、フランス代表落選まで経験したママドゥ・サコー。しかしユルゲン・クロップ新体制となって以来、確固たるパフォーマンスを披露し、頼られる存在となりつつある。ルビン・カザン戦では試合終了後にもサポーターから名前を呼ばれ、拍手喝采を受けた。各メディアからもチーム一の評価を受け、クロップも見事なパフォーマンスに拍手を送った。

「なぜシーズン開幕後に彼がプレーできなかったのかということについては私の口から言える事は何もない。フィットしてなかったのかもしれないし、わからない。でもこの試合でサポーターが彼の名前を叫ぶ理由はよくわかるよ。ママは本当に見事な守備を見せていたし、良いプレーをしていた。」

9月最優秀選手賞


ファンが選ぶ9月のスタンダード・チャータード最優秀選手賞はダニー・イングスが受賞。ハードワークが功を奏し、5試合2得点でリバプールサポーターを沸かせた。その結果キャリアで初めてイングランド代表に召集される。メルウッドに帰り、練習中に膝を故障してしまい松葉づえ姿での受賞となった。

「この賞をもらえるなんてとても嬉しいよ。投票してくれたファンに感謝したいし、移籍してきてからずっと支えてくれるみんなにも本当に感謝している。せっかくこの賞をもらえたのにピッチでチームいメイトの力になって、素晴らしいファンに恩返しができないのはほろ苦さが残るよ。ケガをしてしまったのはとても残念だけど、こういうこともあるのがサッカー。今はできるだけ早く復帰できることに集中したい。」

「今一度ファンに感謝したいし、暖かいメッセージをくれてありがとう。一刻も早くピッチに戻れるように全力を尽くすと約束する。」


2015-10-23

忍耐力が成功の秘訣


昨夜のアンフィールド、見事な献身をみせたアダム・ララーナは、ヨーロッパリーグ3試合すべてドローと言う結果に満足していないものの、アンフィールドの未来は有望だとLiverpool Echoに語った。

「3ポイント獲れなかったことは残念だ。試合前のスタジアムはすごく盛り上がっていて、チームに自信はあったんだ。いいスタートができたけど、ずさんな失点をしてしまい、そこからさらにスイッチを入れなくてはいけなくなった。チャンスは多く作ることができたけど、オンターゲットのシュートは多くなかったし、それが2点目を決められなかった要因だろうね。見せ場はいくつかあったし、攻撃でも有望な場面はあった。監督や彼の理想のプレースタイルのために必死に頑張った。攻撃はもっと改善できる。もっとゴール前で容赦なく攻めないといけない。」

新体制が完全に機能するまでにはまだ道のりは遠い。だが2試合ですでに変化は見え始めている。

「一晩ですべては変えられない。彼の就任に対する反応が過剰だったと思う。でも彼は成功してきた素晴らしい監督だ。これまでとは違うことを選手に求めているし、それを実行するまでには時間がかかる。最初の2試合ですでに彼が求めるプレースタイルは少し見えていたと思う。」

今シーズンがキャリアの鍵になりそうだというアダム・ララーナ。新監督の高い要求に答える努力をしている。

「すごく楽しんでるよ。理想のプレーをするためには、ハードワークが求められるし、かなりランニングも必要だ。ユルゲンは常に100%でプレーしろということを明言している。ボールが離れた瞬間から100%でボールを取り戻しに行けとね。すぐにすべて変えることはできないけど、彼のもとで成功できると確信している。ファンも成功を求めているから、成功でお返ししたい。」

2%足りなかった


就任後、初めてアンフィールドで指揮を執ったユルゲン・クロップ。ルビン・カザン相手に先制ゴールを許し、エムレ・チャンのゴールで追いつくもドローに終わり、初勝利はお見送り。現在グループB2位にとどまっている。

「今夜は上出来とは言えないパフォーマンスだったが、人生最悪の日でもない。ルビンの能力を考慮すると、とても興味深く、大きなチャレンジだったと言える。相手は経験豊富で優秀なチームだったし、ボールの扱いは非常に上手かった。先制ゴールを許し、再スタートが必要な状況で、しっかりそれができゴールを決めることができた。その前に相手がレッド―カードで10人になった。そうなると相手はプレーするのをやめてしまい、コンパクトに守備をしがちだから、大きなアドバンテージになり得る。チャンスは作ったし、クリスティアン・ベンテケがポストにも当てたが、ゴールが決まらなかった。98%は良かったが、残りの2%が問題だった。この決定的な2%が不足していた。まだチームの自信は100%じゃない。」

プロとしてサポーターを楽しませることを目的としているクロップは、今後サポーターがさらに楽しめるチームを作ることを誓った。

「世界屈指のクラブの監督として、サポーターにもっと楽しんでもらえるようチームを成長させたい。今夜は楽しめる瞬間もあったとは思うし、選手が全力投球している姿は見てもらえたと思う。つまらないプレーではなかったし、誰も開始早々にすべて使い切るようなプレーは望んでいない。全力を尽くした結果勝つことができなかったが、この試合結果が世界を変えるわけではないからね。次の試合に切り替えだ。」

アンフィールドの観衆に大歓迎を受けたクロップは、スタジアムの雰囲気には大満足。

「とても暖かく歓迎してもらった。今夜は最高の瞬間に数えられるものだったが、試合が何より重要だ。気分はとても良かったよ。試合中は集中しているからあまり周囲の音は聞かないようにしているし、そのほうがうまく行く。だが初めてホームに入るときには、大きなウェルカムプレゼントをもらえるもんだ。今夜のプレゼントに満足はしていないが、1回目だしこれからたくさん来るからもっといいものになるといい!」


Europa League: Liverpool - Rubin Kazan

    
2015.10.22 THU
LiverpoolEuropa League
Group B
Rubin Kazan
1 - 1
 1 - 1
 0 - 0

Goals
Emre Can 37'
Marko Devic 15'
Line-ups
22
Simon Mignolet
1
Sergei Ryzhikov
2
Nathaniel Clyne
2
Oleg Kuzmin
37
Martin Skrtel
5
Solomon Kverkvelia
17 
Mamadou Sakho
88
Ruslan Kambolov
18
Alberto Moreno
3
Elmir Nabiullin
24
Joe Allen
10
Carlos Eduardo
23
Emre Can
27
Magomed Ozdoev
7
James Milner
61
Gokdeniz Karadeniz

11
Phillipe Coutinho
77
Blagoy Georgiev
20
Adam Lallana

11
Marko Devic
27
Divock Origi
99
Maksim Kanunnikov
 SubstitutesSubstitutes
34
Adam Bogdan
13
Alireza Haghighi
4
Kolo Toure
7
Maurichio Lemos
56
 Conor Randall
21
Guillermo Cotugno Marko
11
Roberto Firmino Origi 74'
85
llzat Akhmetov
21
Lucas Leiva  Allen 45'
14
Diniyar Bilyaletdinov
33
Jordon Ibe
7
Igor Portnyagin Carlos 63’
9
Christian Benteke Coutinho 62'
22
 Vladimir Dyadyun Gokdeniz 80'
Manager: Jurgen KloppManager: Rinat Bilyaletdinov
会場Anfield
観客数42,951
主審Robert Schörgenhofer (AUT)




Liverpool

Rubin Kazan
Attacking
1
ゴール
1
35
シュート
5
6
枠内シュート
3
11
ブロックされたシュート
1
21
ボックス外シュート
1
14
ボックス内シュート
4
25%
シュート決定率
75%
1
ポストヒット
0
General Play
72.6%
ポゼッション
27.4%
48.5%
対人勝率
51.5%
58.1%
空中戦勝率
41.9%
13
インターセプション
22
8
ドリブル
6
1
オフサイド
0
15
コーナーキック
3
Distribution
657
パス総数
254
6.8%
ロングパス率
26.8%
85.8%
パス成功率
59.4%
83.8%
相手陣地内パス成功率
50%
45
クロス
8
26.7%
クロス成功率
25%
Defence & Discipline
10
タックル
19
70%
タックル勝率
68.4%
9
クリアランス
45
16
ファウル
12
2
イエローカード
0
0
レッドカード
1

2015-10-22

待望のアンフィールドデビューへ


ユルゲン・クロップ監督が今夜のヨーロッパリーグでアンフィールドデビューへ。オーナーもアメリカから観戦にやってくる。クロップは待ちに待ったホームゲームが待ちきれないようだ。

「ホームゲーム初戦が楽しみだ。特別な雰囲気になるだろう。スタジアムの雰囲気に試合を後押ししてもらえるといいな。アンフィールドの雰囲気についてはあれこれ口で言うより、まず自分の目で見て感じたい。ヨーロッパリーグはいい気分を味わえるし、自信につながるよい機会だ。」

「非常に大事な試合だし、試合は辛抱強さとハードワークが必要になる。ホームでプレーできるというのは我々にとってのアドバンテージだ。誰も開始3分で4-0なんていうことを期待してないことを願う。そんな人たちは落ち込むぞ(笑)。サポーターがこれまで以上に盛り上がって驚かせてくれくれるというなら大歓迎だ。ブーイングじゃなくて応援ならアンフィールド特有の雰囲気はポジティブだ。オーナーたちの同席がさらに特別にしてくれることを願う。アンフィールドについてはこれまでさまざまなことを聞いてきた。我々は試合に集中しなければならないが、ファンのヘルプも歓迎しないとね。試合が待ちきれない。」

ランニングが鍵となるプレッシングスタイルは負傷に繋がるリスクを懸念する声も…

「みんな勘違いしてないか?我々は選手を潰そうとしているわけではない。ドルトムントやマインツで指揮していたときにも勘違いされていたんだが、90分間ハイテンポで走り続ける必要はない。例えばボールを持っているときはクレイジーに走り回る必要はないんだ。ボールを取り返すとき時に走るというもの。そのためには当然フィジカルがフィットしていないといけないが、コンディションが良い選手なら問題ないし、今の選手たちは良い状態だ。」


待望のダニエル・スタリッジの復帰は日曜日のサウサンプトン戦になりそうだ。ベンテケ、フィルミーノ、ロヴレンの復帰も近づいている。

「スタリッジはどんどん良くなっている。日曜日の復帰を目指している。ベンテケ、フィルミーノ、ロブレンが練習に復帰した。まだ先発は無理だが、ベンチの選択肢が増えて良い。昨日はしっかり練習ができていた。どの選手を起用するかはもう少し練習を見てから決めるが、3人選手が増えたのはとても嬉しい。」

イングスとゴメスがACLの手術を受け、練習再開はまだできないヘンダーソン、フラナガンも予定通り回復している。

「イングスとゴメスがそれぞれ手術を終えて、予定通り上手くいった。すべてがうまく行っているし、回復への道を進んでいる。特に問題はない。ヘンダーソンとフラナガンも順調に回復している。」

クロップFAに激怒

記者会見で負傷選手リストを公表するユルゲン・クロップ
インターナショナルブレーク中に就任したユルゲン・クロップ監督のもとでプレーすることを心待ちにしていたジョーダン・ロシター。イングランドU-19代表に招集されたロシターは、5日間で3試合をプレーし、ハムストリングを痛めメルウッドに帰ってきた。現在数少ないチームのスカウサーとして将来が期待されるロシターだが全治1ヵ月の負傷。このFAの選手に対する扱いを、ユルゲン・クロップが叱責した。

「若い選手たちは我々の未来だ。その彼らに対し馬扱いをすれば、馬にしかならない。やりすぎだ。これはオッケー!で済む話ではない。私から言えるのはそれだけ。これは大きな問題だ。5日間で3試合って。サッカーは1試合90分だぞ。魔法ではなく、筋肉を使うのに5日間で3試合は無茶だ。若いと外的な抵抗力はあるのかもしれないが、5日間で3試合もプレーさせて返すなんて異常だ。」

「誰か担当者と話をしないとけない。彼がなぜハムストリングという筋肉を痛めて帰ってきたのか?最後の試合で痛めた。痛みがありながらプレーして帰ってきたのかもしれない。いつ痛めたのか詳しくはわからんが、帰りの飛行機や電車で痛めたんじゃない。試合中の出来事で、試合のせいで負傷した。我々の医師と理学療法士がコンタクトを取ってくれてる。メルウッド出勤初日にFAと電話で話をするなんて嫌だったからまだ私は話をしていない。」

「若い選手にはどんどん成長してもらいたい。重いプレッシャーではなく時間を与えたい。5日間で3試合プレーする必要などない。イングランドでは5日で3試合プレーするのは普通なのか?18歳で5日間で3試合プレーしたなんて聞いたことない。ロシターは次のインターナショナルウィークが明けるまでプレーできないと思う。この件について誰に話をすればいいのかわからんが、誰かと話はする。このままでは気が済まない。何度も言うが、5日間で3試合プレーしたことが負傷の原因だっ!」

2015-10-21

新監督の下でさらなる成長を望むスカウサー


ブレンダン・ロジャーズの手によりアカデミーからファーストチームへとステップアップしたリバプール出身MFジョーダン・ロシター(18)。ユルゲン・クロップ新監督のもとでもファーストチームの一員として成長していきたい。

「彼はチャンピオンズリーグで実績があり、ドルトムントでもトロフィーを勝ち取っている。そんな監督のもとでプレーしていくのが楽しみ。すごく良い経験ができると思う。ブレンダン・ロジャーズには本当に良くしてもらった。チャンスを与えてくれ、メルウッドの練習に参加させてくれたのはブレンダンだ。ユルゲン・クロップも同じように若い選手にチャンスを与えてくれる監督だと思う。アカデミーの選手やファーストチームの若い選手にとっては幸先がよさそうだよ。」

U-19代表としてプレーしているロシター。監督就任のニュースを聞き、メルウッドに帰るのが待ちきれなかったという。

「代表の義務があったんだけど、正直家に帰って、リバプールでしっかりスタートしたいって思ってた。クラブを離れると、代表ことに集中するためにアカデミーやファーストチームの選手と話すことはほどんどないんだ。でもクラブに早く戻りたいって思ってた。練習で彼のもとで成長できると証明する必要がある。彼に気に入ってもらえるといいな。」

Transfer Gossip


◆アヤックスMFアンワル・エル・ガジ(20)を1月の移籍市場で狙う。ACミランも目を付ける期待の若手。オランダのリーグ9試合8得点の活躍でクロップもファンだとか。(Express)

◆ドルトムントFWマルコ・ロイス(26)がリバプールでユルゲン・クロップとの再会を希望している。クロップはドルトムントから選手を引き抜く予定はないとしており、ドルトムントのトゥヘル監督は「彼のいないチームは想像できない」と絶大な信頼を寄せている。(Fichajes)

◆リバプールとの接触が噂されているシャルケDFベネディクト・ヘーヴェデスがリバプールへの移籍希望を示唆した。「イングランドでプレーしてみたい。シャルケで仕事があるわけだけど、サッカー選手として一部のクラブの関心は他クラブより大きいということはある。」(Bild)

◆レッズはヴィジャレアルvセルタヴィーゴ戦にスカウトを送った。どの選手のスカウティングを行ったかは定かではないがMFマティアス・ナウエル(18)ではないかと言われている。(El Periodico Mediterraneo)

◇ユルゲン・クロップが現在フェネルバフチェにローン移籍中のラザル・マルコヴィッチ(21)を1月に連れ戻すことを検討中。当初シーズンローンで合意したが、レッズが希望すれば早期終了できるオプションが付いていることがわかった。アンフィールドで見せ場のなかったマルコヴィッチだが、クロップはトルコで活躍中の同選手を高く評価している。マルコヴィッチはリバプールを出た理由は監督が原因だとポルトガル紙Bolaに明かしている。「監督と良い関係ではなかった。それが問題だった。多くのポジションで起用されたけど、俺のポジションではプレーさせてもらえなかった。」(Echo)


2015-10-20

弟子の失業を悲しむモウリーニョ


リバプールだけでなく国中を騒がせワクワクさせるユルゲン・クロップの就任に不満を漏らしたのはチェルシーのジョゼ・モウリーニョ。かつて弟子であったブレンダン・ロジャーズの解任、根付いたサッカー界の強欲な文化を嘆いた。

「誰かが失業した時にはいつも気の毒に思う。それが今のサッカー界に当たり前に起きていて、この国の人々がそれに満足しているということは悲しい。ユルゲンのことを言ってるんじゃない。彼とは良好な関係だし、今後もその事実は変わらない。今言ってるのはブレンダンが職を失ったってこと。新監督就任にみんながワクワクしているのは見たくない。選手が『さらに力を発揮して新監督にアピールしなくっちゃ』とか言ってるのは聞きたくない。そんな力があるならブレンダンにみせろ。本当にこういう文化は嫌い。私が自分で見ようとしない世界だよ。この世界はどんどん悪化している。」

結果を出せなければ実績あれどすぐに非難が飛び交う文化は、解説者たちが繁栄させてしまった?!

「以前のようなプレッシャーは感じていない。私には実績がある。数試合結果を出せなかったからって私の手腕を疑う人々は受け入れられない。サッカー界にはある文化が根付いてしまった。英語でどう表現すればよいのかよくわからんが、'強欲冷酷'とでも言うのかな。その強欲な文化のせいで、ちょっとしたことが起きたら騒ぎ立てる。その文化はイングランドにもある。以前はなかったが、今解説者たちがうるさい。この国で解説者の地位が上がり重要なポストになった。それが文化を大きく変えた要因だと思う。」

「度胸ある解説者もいる。私ほどの実績の持ち主を非難するとは相当な度胸だ。私が『黙れ!お前はキャリアで何も勝ちとってないだろ!』って言い返すリスクを負うことになるわけだから。私はそんなことはしないがね。いい結果を出すために働くことに専念する。かつてはあった監督業の安定というのはもうなくなってしまった。数人の'スペシャルな存在の人々'を除いて誰にも安定は保障されていない。」



クロップ100%スタリッジを信頼


負傷、負傷、また負傷。実力は確かながらガラスのような脚を持つダニエル・スタリッジ。その脆弱さから過保護を必要とし、クロップのプレースタイルにフィットするのかどうかと疑問視する声も多い。しかしユルゲン・クロップは100%スタリッジを信頼している。

「ダニエルのことは100%信頼している。彼がフィットすればプレーできる。ドクターや理学療法士が無理だと言うなら無理だから考えないがね。ここに来てから6日間彼と練習したが、素晴らしい出来だ。どのトレーニングでもパワフルでスキルフルだった。とても良くやってくれていて、たくさんいいプレーを見せてくれていたが、その後アイブとの接触が起きた。違った状況だったら彼にプレーしてみるかって言ってたかもしれないが、1週間で二人の選手が靱帯断裂をしたこともあってそうは言えなかった。トッテナム戦の欠場は問題ない。今後彼の存在は必要なのは間違いないが、この試合が木曜日だったらプレーできていたかもしれない。」

「当然治療室にいる選手たちに早く戻ってきてもらいたい。年末までに16試合もある。だが若い選手たちもいるし、こういう状況だからこそ若い選手たちのことをもっと知ることができる。」

クロップ効果に大満足のキャラガー


ユルゲン・クロップのリバプール監督としての初戦を振り返り、Sky Sports内でジェイミー・キャラガーは、3日間の準備で初戦からクロップのプレースタイルが早速見えたことを高く評価した。

「とても良かったと思う。初戦からこれだけアイデアをチームに植えつけられる監督はそういないが、クロップはそれをやってのけた。監督として彼がどういうプレーをするかっていうのは多くのメディアで読んだ。プレッシングや走行距離っていうようなことがよく取り上げられていた。カウンタープレスがドルトムントでは大きな鍵だったし、リバプールでもそうなりそうだ。クロップはボールを持った相手選手1人に対し、4~5人の選手でプレスすることを好む。この切替が得点するチャンスを生み出すと考えているんだ。」

「この試合でもボールを失った瞬間にボールを取りかえすまでプレスし続けていた。とてもチームがまとまっていたし、2~3日の練習でここまでできてる。何が変わったかというと、この短い時間でこれだけの変化を出せたということがまず変化だ。こんなに早くチームが変われるチームは少ない。プレスと守備という点から見て、リバプールの走行距離をみると、まるでもう一人ピッチに選手がいたかのようなデータだ。走行距離の増加は大きい。スポーツ科学というのはサッカーにとってとても重要な部門で、選手にこれだけ高強度のプレスをさせることができるってことがわかる。」

2015/16 リバプールの総走行距離とスプリント数 (Sky Sports)
「リバプールは常にボールを追っかけ、ポゼッションが30%以下というようなチームじゃなかった。スパーズよりポゼッション率は高く、彼らよりも長く走った。俺が気に入ったのは、バックからフロントまでチーム全体がとてもコンパクトにまとまっていたこと。チームに合ったシステムでプレーした上に、さらにプレッシングができるポジションだった。2~3日間の練習の成果は十分ピッチで見れたと思う。」

 「こういうプレシングをするチームはリバプールだけではないが、初戦でこれだけチームがまとまっていたというのが何より良かった。コウチーニョとララーナはボールが中盤を抜けないように止める役だったから、トッテナムが必然的にワイドから攻撃を仕掛けなければいけない状況を作り、そこにさらにプレスをかけた。チームでの練習が3日間でこれだけチームの統一感が出たのはすごい。トッテナムの選手たちに今日の試合は楽しめたかって聞いてみれば、きっと悪夢だったと言うだろう。」

「リバプールの今後の対戦相手は、こんなにプレスされたらタフだし、楽しめないかもって考えているだろう。リバプールが練習したのはランニングだけとかいう話も聞いたが、どのチームも走る練習はするべきだ。でもしないのが現実。クロップはその練習をしっかりやり、最初の試合で成果をみせたということは評価されるべきだ。」


2015-10-19

監督の熱を感じたミニョレ


ユルゲン・クロップの情熱的なフル回転のアプローチはすでにチームに影響をもたらし始めている。初戦トッテナム戦、GKシモン・ミニョレにもそれは伝わっていた。

「彼はとても情熱的で、とても意欲的だ。タッチラインからでも彼の熱が選手に伝わっている。とてもポジティブで、選手全員に思いっきりフル回転でプレーすることを望み、彼自身もそう。これは若い選手たちの整容を促せてとてもいいと思う。彼のユーモアセンスもドイツ式で、英国人とは違う。とても素敵だし、彼はいい人だよ。監督にはそれぞれのスタイルと戦術がある。今週は相手にプレッシャーを与えられるように練習した。彼は誰とでもオープンに話すし、それが選手の自信につながる。100%尽くせっていうポジティブさと熱さと野望が選手にポジティブな影響を与えてる。」

チームの勢いを失った後は、ミニョレにステージが用意された。幾度かスーパーセーブを見せチームに大きく貢献。監督にも褒められた。

「選手みんながパフォーマンスに満足していた。インターナショナルウィークのあと3日間ですべてを変えるのは難しい。でもハイプレスで相手にプレーさせるなっていう監督のアイデアは明白だった。それができて、相手になかなかプレーさせなかった。ボールを失ったときにはキーパーがチームを助ける番だ。試合後にユルゲンが祝福してくれたけど、それは大したことじゃない。いいセーブができて嬉しいけど、調子に乗らず、地に足をつけていたい。」

「ボールを持った時の動きはもっと良くなると思う。もっとボールをキープできるようにしないといけない。前半にポストを叩いたりと得点するチャンスはあった。入らなくて残念。入ってたら試合の流れが変わっていたかもしれない。でもまだ改善する時間はあるし、トッテナムで無失点で終えられたのはポジティブな結果だ。次の試合が楽しみさ。」

ロジャーズの解任を嘆きつつも、新監督の到着でさらに成長できるチャンスがある。

「監督の交代は残念だ。物事が間違った方向に行っていて、上手くいっていないってことだからね。でも変化は新たに進歩し、改善するチャンスだ。そのチャンスを逃さす、前を向いていきたい。どんな選手や監督、コーチからも何か学べることがある。これまで学んだことを忘れず、前進していきたい。」

Liverpool Echo

ドルトムントでオリジ獲得を狙ったクロップ


ユルゲン・クロップはデビュー戦のFWはディヴォック・オリジを起用するほか選択肢がなかった。ブレンダン・ロジャーズのもとで出番のなかったオリジだが、ユルゲンはドルトムント監督だった当時同選手の獲得を試みたといい、高く評価していると明かした。

「彼をドルトムントで獲得したかったが、リバプールにもっていかれた。リバプールが買い、リールにローンに出した。彼はとても優秀な選手だよ。素早いし、技術力もある。試合で多くプレーしていないから、試合経験不足だが、彼と一緒に楽しい時間を過ごせそうだ。リバプールの監督になったとき、こんなに優秀なストライカーが4人もいるなんて、やった!って思ったけど、今一人だけ。最高の状況とは言えないが、ディボックは好きだし、若いシンクレアもベンチに控えていて、プレーできる準備はできていた。」

「私はプレーできない選手のことは考えない。意味ないから。ダニー・イングスはまだ時間がかかるし、ベンテケは来週には戻ってこれるだろう。全員が100%のフィットネスだったら最高だけど、そういう状況になることはほとんどない。ダニー(スタリッジ)は練習中にジョーダン・アイブと一対一になったときに筋肉を少し痛めてしまっただけだ。私はスペシャリストではないが、念のため検査をした。ちょっと腫れていたが特に深刻な問題はなかったから、ダニーについては様子をみる。木曜日にプレーできるといい。」

初戦はテクニック面で苦しんだチームだが、まだ改善の余地は十分ある。選手教育を得意としていたロジャーズに対し、クロップは実力を引き出すことに重きを置いている。

「何か変わったというのは見てもらえたと思う。あれこれ吹き込んでややこしくしたくなかった。これは物理学じゃなくサッカーだ。新しい情報を少し入れて、シンプルにアイデアを分かってもらえるようにした。」

「テクニカル面でもっと彼らを鍛えるべきか?選手たちはすでに知ってる。その力を引き出せるかどうかだ。大きな問題ではない。魔法の粉をかけて、『ほらサッカーがプレーできるようにな~る』なんて唱える必要なんてない。ボールを使ってプレーする技術は持っている。それが実行できる状況を作り出すことが重要だ。」

「もっと良いプレーが必要なのは明らかだ。だがそう私が言うのはそれができる力を持っているから。そこを引き出すことから始める。選手にとって一番大事なのは、少々ワイルドにプレーする心構えを持っておくこと。そして走って、ミスしたって構わない。気にせず、もう一度やり直せばいい。」

「あんなアダム・ララーナこれまでに見たことあったか?彼の事はサウサンプトン時代から知っているが、あと20~30%はアップできる。コウチーニョはもっといいプレーができるか?間違いなくできる。ルーカスは両足使ってプレーできる。エムレ・チャンはランニングとパスの同時進行を学んでいる。ミルナーは非のない完璧なプロ。すべて備えたマシーンだ。」